2011.05.07(土)04:53:00
SF的世界観の催眠音声を「VOICEROID+ 民安ともえ」で作成したという作品が登場しました。
サイボーグ改造手術催眠
http://blog.livedoor.jp/yanh_japan/archives/2344290.html (本体)
http://blog.livedoor.jp/yanh_japan/archives/2447855.html (エロパート差分)
すごい作品が登場しました。
紹介が大変遅くなってしまったのは音声合成ソフトVoiceroidということでなかなか手が伸びず聞く機会を逃していたからなのですが、聞いてみて驚きです。自分の場合、声に対しての違和感は15秒でなくなりました。音声合成ソフトはいろいろと弄った経験があるので大体の仕掛けと面倒さは理解しているのですが、ここまで自然なスピーチを実現するにはかなりの調教が必要であると思われます。
多少の全体的な人間との差異は存在しますが、その差異でさえもシナリオの設定によって、むしろこれで自然と思わせる構成がすごいです。
そして人間の意識の「違和感」というフィルタが、聞き続けているうちにスウィープして普通に違和感なく言葉を聞けてしまっているところに感動します。
それは、このVoiceroidの元となっている民安さんへの僕自身の愛がそうさせているのかもしれませんが…。
いやそうではありません!Voiceroidでここまで違和感ない音声に徹底的に調教を行ったYanhさんの音声への愛が、この声によって意味を誠実に耳に届かせて意識に働きかけるほどの効果を生み出すまでに至ったのだと思います。
サイボーグへの改造手術というSF的な舞台設定。SF大好きな自分にとって、SF的世界観が催眠音声で扱われることが非常に珍しいため、これはうれしいシチュエーションです。民安Voiceroidのミドルレンジに集中した周波数特性が、人間の声と異なるレンジで意識に働きかける感じは、Voiceroidならではかもしれません。催眠音声としての効果も非常に高く、深呼吸とイメージ弛緩のセットでリラックスを形成したあと、自律訓練法を下敷きにした重感暗示で深化させる手法は、SF的ワードの配置、オベパルス的なSEと相まって深い催眠状態に導かれます。この時点でVoiceroidであることは完全に気になりません。むしろVoiceroid的音声であることが気持ちいい。気持ちいい。
SF的世界観と催眠暗示との融合、Voiceroidの徹底的な調教、催眠暗示による快感の引き出し方を心得たタイミングコントロール、ボリュームコントロール、スムーズに配置されたエフェクトは、これまでにない催眠感覚を生み出します。
エクスタシオン、催眠マスクと新作も公開されていらっしゃるようなので早速聞いてみたいと思います。
作者のYanhさんは、ブログ「催眠オナニー・同人音声の日記」にて体験を基にしたレビューを公開されています。
当サイトとは異なるスタンスで掲載されたレビューは必見です。
総再生時間:51分(本体)+23分(差分)
タイトル:サイボーグ改造手術催眠
サークル:催眠オナニー・同人音声の日記
スクリプト:Yanhさん
声:Voiceroid+ 民安ともえ(様)