2013.04.05(金)06:07:59
「…聞こえますか?聞こえておりますか…?わたくしの声が……届いておりますでしょうか……」
サークル設立9年を超える老舗官能ボイスサークル・コボラカンパニーさんの催眠アプローチ作品。
淫らな夢の中に住む女、夢魔をテーマにした、小声・囁き系催眠音声作品です。
~夢魔・囁き声に犯されて~
コボラカンパニーさんと言えば、同人音声フリークには言わずと知れた老舗サークルで、黒ベースの背景にアブストラクトなイメージの
ジャケットがお馴染みです。これまでにいくつか催眠をテーマにした作品をリリースされてきましたが、リスナー側に催眠の手法を用いたアプローチで仕掛けてくる作品はこれが初作品になるのではないかと思います。
赤羽咲さんのしっとりと落ち着いた、ある意味幽霊さん的な存在感の希薄さが味わい深い小声ボイスが、ひっそりとした夜に静かに頭の中に入ってくる感覚があります。
ボキャブラリーが多少オールドスクールな感じが、昭和レトロなエロティシズムを感じさせ、老舗の味わいというか2010年代に新作としてこれが聞ける悦びを感じてしまいます。それでも、赤羽咲さんの吐息、感じてしまうのを我慢するように漏れてくる声は本能をじっくりと刺激してくれます。
さて、本作で気になる催眠パートは一番最後の安眠部分。ボイスドラマで一通りの快感を味わったあと、イメージ誘導アプローチで安眠に導かれる構成となっております。そのあたりは多少、催眠音声のアプローチとは異なる部分ではありますが、囁き&小声という要素だけでも被暗示性の高い方であれば、世界観に没入できることと思いますがどうでしょうか?
ちょっと昔のポルノ風テイストが新鮮な作品です。
小声とささやき声の選べる2タイプですが、個人的なおすすめはささやき側。こっそりエッチな事をしてしまうインモラルな感覚にドキドキできます。
総再生時間:55分
タイトル:~夢魔・囁き声に犯されて~
サークル:コボラ・カンパニーさん(コボラ・カンパニー)
シナリオ:風大二郎さん
声:赤羽咲さん